運動と認知のデュアルタスク
根拠の対象:高齢者(安全を最優先)
運動と認知のデュアルタスクは、歩きながら逆から数える、言葉を挙げるといった簡単な頭の課題を同時に行う練習です。根拠は主に高齢者の研究によるもので、特定の条件で役立つことが示されています。何より安全が優先で、頭の課題のせいでふらつくことがあってはいけません。
練習のしかた
- 平らで明るく、車・階段・人混みのない安全な歩行場所(公園の小道や廊下など)でのみ行います。
- まず数分間、頭の課題なしで楽なペースで歩きます。
- 1ずつ数える、果物の名前を挙げるなど、ごく簡単な課題を1〜2分加えます。
- ふらつかなければ、3ずつ逆に数える、同じ文字で始まる言葉を挙げるなど、少しだけ難しくします。
- 歩く速さか課題の難しさか、上げるのは一度に一つだけにし、遅くなったりふらついたりしたら元に戻します。
よくある間違い
最初から難しすぎる課題を選ぶこと、車の通る場所やでこぼこ道、スマートフォンを見ながら行うことがよくある失敗です。
安全のために
安全な歩行場所でのみ行い、車道や階段の近くは避け、ふらついたらすぐに頭の課題をやめてください。付き添いや手すりがあると安心です。バランスの問題や転倒の経験、心臓・肺・関節などの持病がある方は事前に医師や理学療法士に相談し、胸の痛み、気が遠くなる感じ、いつもと違う息切れがあれば中止してください。