タスク切り替え
根拠の対象:練習した切り替え課題
同じものを、あるときは色で、次は形で、というように2つのルールを交互に使って分類します。ルールからルールへ素早く切り替える練習です。こうした切り替え課題では練習による上達が見られますが、その効果は主にこの課題とよく似た課題にとどまります。
練習のしかた
- 2色の図形(赤と青の丸と四角など)を描いたカードを、紙で20枚ほど作ります。
- シャッフルして1枚ずつめくり、偶数回目は色で、奇数回目は形で分けます。
- 混乱したら、めくる前に小声でルールを言います。慣れてきたらこの手がかりをなくします。
- ストップウォッチで1回分の時間を測り、ミスを数えます。速さより先にミスを減らします。
- 週に数回、5〜10分行います。2つのルールが楽になったら、大きさなど3つ目のルールを加えます。
よくある間違い
同じルールで何枚も続けて分けてしまうと、練習したい「切り替え」がなくなってしまいます。カード分けが速くなっても、仕事で複数の作業をこなすのが楽になるとは限りません。
練習でできること・できないこと
- この課題そのものが上達する
- ✓ 期待できる
- 似た課題(近い転移)
- ≈ 場合による
- IQ・学業・仕事(遠い転移)
- ✕ 確認されていない
脳トレ研究のレビューにもとづく: Simons et al. (2016); Sala & Gobet (2019)
研究でわかっていること
最終エビデンス確認 2026-10ⓘ 背景
準備できる場合でも、課題の切り替えには時間と正確さのコストがかかります。ゲームが測っているのはそのコストです。 練習した課題 [1]
参考文献
- Monsell, S. (2003). Task switching. Trends in Cognitive Sciences, 7(3), 134–140. https://doi.org/10.1016/S1364-6613(03)00028-7
安全のために
短いセッションにとどめ、疲れてうっかりミスが増えてきたらやめましょう。見分けにくい色がある場合は、色の代わりに大きさと形を2つのルールにしてください。