Go/No-Go
根拠の対象:練習した抑制課題
ある合図には素早く反応し、別の合図ではこらえます。動き出しかけた反応を止める練習です。こうした抑制課題では練習による上達が見られますが、その効果は主にこの課題とよく似た課題にとどまり、日常の自制心にまで広がるとは限りません。
練習のしかた
- このサイトのGo/No-Go課題で練習するか、誰かに文字を読み上げてもらい、X以外の文字のときだけ机を軽くたたきます。
- 最初はゆっくり始めます。速く押すことより、こらえるべきときに正しくこらえることが大切です。
- 安定してこらえられるようになってから、少しずつテンポを上げます。
- 1回5〜10分、週に数回行い、集中が切れてきたらやめます。
- 正しく押せた数と、こらえるべきだったのに押した数の両方を記録し、自分の過去の結果とだけ比べます。
よくある間違い
毎回押す前に長く待ちすぎてこらえるのを簡単にしてしまうことや、速さだけを追ってすべてで押してしまうことがよくあります。スコアが上がったのはこの課題が上手になったということで、ほかの場面で衝動的でなくなるという意味ではありません。
練習でできること・できないこと
- この課題そのものが上達する
- ✓ 期待できる
- 似た課題(近い転移)
- ≈ 場合による
- IQ・学業・仕事(遠い転移)
- ✕ 確認されていない
脳トレ研究のレビューにもとづく: Simons et al. (2016); Sala & Gobet (2019)
研究でわかっていること
最終エビデンス確認 2026-10ⓘ 背景
SART(ほとんどの刺激に反応し、まれな刺激だけ反応を止める課題)は、日常の注意のうっかりを測るために作られました。 練習した課題 [1]
参考文献
- Robertson, I. H., Manly, T., Andrade, J., Baddeley, B. T., & Yiend, J. (1997). "Oops!": Performance correlates of everyday attentional failures in traumatic brain injured and normal subjects. Neuropsychologia, 35(6), 747–758. https://doi.org/10.1016/S0028-3932(97)00015-8
安全のために
この課題をきちんと行うと疲れるので、こまめに休憩をとりましょう。結果は睡眠や時間帯、端末によって変わるため、1回ごとの結果はおおまかに受け止めてください。